*2009*01*

29
Jan
いいもわるいも
Posted by Arei at 01:01:00 - No comments 0 TrackBacks
 今年のスケジュール帳をいまだに買ってないので、さすがに困って、ノートに色鉛筆でマス目を作って簡易帳をこしらえたら、なんだかこれでいいような気になった。2月分しかできてないけど…。気付けば、今週は日曜日まで毎日取材の日々。そして、いよいよ次号「手の間」も始動です。今日は午前中からフル稼動して、午後はフラワーエッセンスの教室とかんざし作家さんのアトリエへ。どちらも穏やかなプラスの気を受け取って、雨の中、足どり軽く帰宅した。教室には今度、レメディを習いに伺いたいな。今日はまずまずの日。

反対に一昨日は、夕方にバーの取材があまりにもあっさりと終わってしまったので、カメラマンさんと別れ、そのまま残って店主お薦めのウイスキーを1杯いただいた。きらめくバカラグラスにストレート、チェイサー付きでちびちびと。ほどよい甘みとコクが絶妙で、かなり好みの味だったけれど。マスターはこの道16年の、なかなかの頑固者。シンプルなカウンターに、シンプルな品揃えのお酒。余計な客はお断りというスタンスで、それでもいつ来るやらわからない誰かを待っている。合間合間に皮肉なひとり笑いをする店主に、こちらも波長をあわせつつ…飲み終わって、まだ開店前の店を後にした途端、無意識に大きなため息ひとつ。いろんな場所でいろんな人の思いが交差する、この世界よ…。

そういえば、昨晩カメラマンSとの打ち合わせの最中、カメラマンはカメラがあって取材対象者との距離感が保てるけれど、ライターさんは大変よね、という話になった。確かに、この仕事は話を聞くのが好きな人でないときっと持たないだろうし、懐に入ってなんぼだとも思う。近づけたと思うこともあれば、目測誤ったり、の繰り返し。ま、帰りたくて泣きそうになったこともある。でもまぁ、たまにくじけても、行き着くところ結局は人が好きなのだと思うし、そうありたい。この世のあらゆる出来事は、いいもわるいも人と人の出会いが作用して生まれるものだから。そんなことを綴っていたら、音好きつながりのEさんから、たまにご一緒するジャズ喫茶へのお誘い電話が。今夜はあいにく行けなかったけど、さらっと一声かけてくれる、こういうのって嬉しいな。

さて、Sから「ネコの本当の気持ちがわかる本」ならぬ、スペシャル版装丁「ソラの本当の気持ちがわかる本」をいただきました。うちのコの本当の性格、好かれる飼い主になる秘訣、町のネコ通になれるウォッチング術etc... ネコおばさん必読。あーた、やるね。大事にします。




26
Jan
4℃
Posted by Arei at 22:39:49 - No comments 0 TrackBacks
 雪降る週末。我が家の最高最低気温、4℃…えぇと、ここは外?…凍りました。とはいえ、毎夜、足元には湯たんぽ、隣りにはソラさんを腕まくら…極寒なれど、冬はやっぱり幸せ。

土曜日は大雪の中、Sと映画館へ。イギリス映画「BOY A」を観る。予想通りのラスト。生まれ育った環境や年齢やその時の状況や心理状態や…先入観なしで、被害者と加害者の両方のことを平等に深く知らなければ、第三者はたやすく判断を下してはいけないだろうと考える反面、大切な人が傷つけられたら、私だってその人を守るために負の感情に支配されてしまうかもしれない、と思う。「世界はもっと豊かだし、人はもっと優しい」。歪んだ事件が起こる前に、そんな世界が現実に広がっていたならば、どんなにいいだろう。降りしきる雪の中で、森達也さんの言葉を思い出した。

日曜日。Hからありがたくいただいた「タカダワタル的」のDVDを鑑賞。歌と酒と仲間とともにある、愛すべき人生。息子を「漣くん」と呼ぶ共演シーン、なじみの「いせや」で寝入ってしまうシーン…いいなぁ、いいなぁとしみじみ。思わず今日は夕方から埃をかぶったアコギを取り出し、ネットで見つけた「系図」のコードをたどたどしく弾いたりなぞしてみる。ちなみにどなたかのブログに書かれてあったが、ジャケットの裏表紙の写真は高田家のご先祖様なのだとか。そういえば剛毛そうな白髭が似ているような…。珈琲を飲みながら、C、F、C、C、G7…あぁ、ドヘタ…。哀れなマイギターよ、今年はもうちょっと出番がありますように。レッスンの先生、募集中…。




24
Jan
年女
Posted by Arei at 02:09:44 - 2 comments 0 TrackBacks
 今日で36歳。丑年、年女の年は明けた…といっても、どうやらまたしても厄年らしいけれど。

35最後の夜は、Hと一緒にSAKEROCK@BEAT STATIONへ。ハマケンいじりがますます激化していたけれど、いろんな意味で極まったステージだった。にしても、グッドラックヘイワ、やるなぁ。帰りにイビザに寄り、Tと合流。出会って8年になる仲間と、シードル片手にぶっちゃけ話を交わす。10年、20年先もこうしてきっと会ってるだろうね、なんて話しつつ。雪降る帰り道、激寒の中でも心は妙にあったかく澄み切っていた。

さて突然ですが、ハハと私の年の差は21。21で私を産んだ。私にもしハハと同じ歳で子どもがいたとしたら、今15歳の子がいることになるのだけれど…はっきりいって考えられない。10日前に57になったハハは、女手ひとつで私を育て上げてくれた。誰よりも偉大だと、この年齢になってつくづく思うのでした。ありがとう、ハハ。

今夜はまだビールをもう1本。36の誓いは、地道に邁進すること。そして青春すること。まだまだ未熟者ですが、よろしくお願いします。




12
Jan
絶対零度の呼応
Posted by Arei at 01:08:00 - 2 comments 0 TrackBacks
 年が明けて、ゆるやかな出だし。この週末は、今年もカデットファミリーと十日恵比寿へ繰り出し、翌日はガラス作家の横山さんを囲んで、白つぐさんにて新年会。最後はみんな酔っぱらい。楽しかった。

昨日は、手の間で知り合ったRさんに誘われて、千葉在住の若手彫刻家、近藤祐史さんの作品展「絶対零度」を見に田川へ。かつて炭坑の町だった小さな町中の、当時はさぞ栄えていたであろうスナック街の路地裏に、築80年の米蔵を改造したギャラリーはあった。ふだんは地元作家さんの共同アトリエとして活用されているという、その名もコメグラという場所。

目が慣れるまでかなり時間がかかるほど真っ暗な中、私の足元には、巨大な蛇に呑み込まれている人が横たわっていた。それは、ぞっとするという感覚よりはある種の心地よさが内包されているようで、見つめていると「私もあそこへ行きたいな…」、秘やかな気持ちに駆られるほどの妖の気配が漂っていた。

2階の空間には、いまにも動き出しそうな精巧さでもって作家自身をモチーフにした等身大の立像彫刻が2体。奥には、ポラリス(北極星)という標題の付いた3mほどの八角形をした楠の柱が天に向かって伸びていた。朽ちかけた木造の空間にぽつんぽつんと置かれたそれらのそっけなさが、互いの存在感を引き立てあっている。

光と闇、無垢、空虚、瞳の奥にひそむ狂気と孤独、指標…自身が抱えるさまざまな感情が意志となって、みるみるうちに石や木の塊に精気を宿らせる。それはまた、見る人の感情によっても時空の変化によっても時として様変わりしていくような頼もしさにも思えた。杷木出身という近藤さんは、温和な人柄とセンスの良さをを持ち合わせた方で、いつか取材の機会があればと思う。

 行き帰り、小雪降る八木山峠を心配しつつ、3人のお子さんを持つRさんといろんな話をした。3年前に鬱病になり今は回復しつつあるRさんは、感情豊かで気づかいがあり、繊細で優しい。だからこそ人の気にあてられたりするのだろうけれど。きれいな瞳をした信頼のおける女性。いっぱい勇気づけられた一日だった。




11
Jan
強さ
Posted by Arei at 22:35:00 - No comments 0 TrackBacks
今しか見えないこと。
今は見えなくなったこと。
守らず戻ってみる、という勇気を持てることが
あなたの揺るぎなさに繋がっていくのでしょう。

ありのまま 美しく
そのままで いい。
ありのまま 美しい
そのままが いい。

わたしもあなたも 唯一の術は
今をもがき 今を育み
今を生きること。




06
Jan
青春
Posted by Arei at 01:03:00 - 2 comments 0 TrackBacks
 遅ればせながら、あけましておめでとうございます。

2009年。手の間での1年間の契約も更新を迎え、常駐からフリーに戻りました。

肩の力を抜いて、自分を見つめながら自分らしさとは何か試行錯誤しつつ、本当に大事なものを選び取って進んでいこうと思います。

健やかで実り多き一年でありますように。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 *

青春とは人生のある期間ではなく
心の持ち方をいう。
バラの面差し、くれないの唇、しなやかな手足ではなく
たくましい意志、ゆたかな想像力、もえる情熱をさす。
青春とは人生の深い泉の清新さをいう。

青春とは臆病さを退ける勇気
やすきにつく気持ちを振り捨てる冒険心を意味する。
ときには、20歳の青年よりも60歳の人に青春がある。
年を重ねただけで人は老いない。
理想を失うときはじめて老いる。
歳月は皮膚にしわを増すが、熱情を失えば心はしぼむ。
苦悩、恐怖、失望により気力は地にはい精神は芥(あくた)になる。

60歳であろうと16歳であろうと人の胸には
驚異にひかれる心、おさな児のような未知への探求心
人生への興味の歓喜がある。
君にも我にも見えざる駅逓(えきてい)が心にある。
人から神から美、希望、よろこび、勇気、力の
霊感を受ける限り君は若い。

霊感が絶え、精神が皮肉の雪におおわれ
悲嘆の氷にとざされるとき
20歳だろうと人は老いる。
頭を高く上げ希望の波をとらえるかぎり
80歳であろうと人は青春の中にいる。
(サムエル・ウルマン)