*2005*01*
31
Jan |
モノ=人との出会い
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吉井町はわたしの故郷・日田に近いこともあって、ハハを付き合わせたりもした。昔は東京でちり紙交換などをやりながらフォークを歌っていたという古道具屋のおじさん、新しい家族のためにまるでシャガールのように幻想的な色彩で温かい絵を描くおばさま、創業100年を越える老舗店を当時の面影のままに守り続けるおばあちゃん。
27
Jan |
いたずら注意報
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ふすまやマットレスで爪を研ぐ。ストーブに顔を近づけて、眉毛の先がくるんとまるまった。お次は、ついに台所に上がって火のついたコンロのそばへ行き、片方のヒゲがくるん、した。ネズミおもちゃを持ってきて、やたら遊べという。朝、最高で5時半に髪の毛を引っぱって起こす。テーブルのうえへ上ったので猛烈に怒って思わず手が出ても、負けじと食らいついてくる。なんだか、人間みたいによくしゃべる。そして、ついに砦だった仕事部屋を区切るふすまに登り上がって、このざまだ。
ソラの手形、一丁上がり。
いやはや、もっとかまってあげなきゃ、ねぇ。
ただ今、わたしの膝の上でのんきに毛づくろい中。
25
Jan |
厄払い、完了。
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さて、厄払い用の紙に名前や住所を記入し、祈願料(任意)を預けて待つこと暫し。申込み順に名前を呼ばれ、お礼参りの方も含めて40名ほどが神様の祀ってある神聖なる一室へ(なんと呼ぶ?)。びっくりしたのは、神子の男性が神様へ一人ひとりの名前と住所を伝えていったことだ。プライバシー問題がちと…いいや、かなりひっかかるが、我が家へも神様が降りて来てくれるのだろうか。
二礼二拍手一礼。祈祷。白紙のふさふさ。また祈祷。金色のシャラシャラを頭上で振ってもらい、深く一礼をして20分ほどで終了した。これでひとまずスッキリ。あとは祈願章を南向きに貼って、毎日拝むとしよう(で、できるだけ)。
それにしても実感したのは、神社用語がまるでわからん、ということでした…。
24
Jan |
言葉のチカラ
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特別感慨深いわけでもなく、いつもと同じ時間が過ぎていく。20代後半からか、自分の年齢を気にしなくなった。自分や相手が何歳であっても、気が合う人とは楽しい話ができるし、こうやって元気で日々過ごしていられる自体が幸せなことだから。
でも、誕生日を迎えて嬉しかったのは、いろんな人からの「おめでとう」という言葉だ。ありがとうと言いながら言葉を受け取ると、やっぱり実感が湧くというか、自分の存在確認時計が無意識的にカチッと動くというか(同時に、人の誕生日にはその日におめでとうを言わなくちゃと反省する)。
それらの言葉のなかには、昔お世話になったボスからのメールもあった。ある種外国人的マナーのような感じかもしれないが、正直、若気の至りで飛び出していった自分のことを何秒かたりとも思ってくれた瞬間があったという事実が嬉しい。今思い返すと、私にもいっぱい反省すべき点があったなぁ…。
23
Jan |
恋に落ちる、か。
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今日のパーティ会場はホテル・イルパラッツォ。広いフロアにきっちりと埋まった各テーブルには、ひさびさにお見受けする方もいっぱいいて自分がアシスタントや外注だった時代を思い出した。ちなみに本日主役のMさんがP社にいた時には仕事での接点もなく、とくに親しいわけでもなかった。お声がかかったのは一昨年の初秋に沖縄へ遊びに行ったときにMさんのバーを尋ねたからだろう。
そう、MさんはP社を辞めて沖縄の北谷でバーを経営している。バーには海が一望できるオープンテラスがあるのだが、そのときは暗くなってからおじゃましたため夕日が見たかったと友人Nにさんざん責められたっけ…。それに、その旅行では二人してしつこい外国人に追いかけられたあげく変態に遭遇し、ヤケになって飲んだくれた帰りにシーサーに抱きつき、しまいには(私だけ)犬ににじり寄られて噛まれそうにもなった…懐かしいが、あれ以来犬恐怖症になったなぁ。
22
Jan |
ハハ来福
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夕方到着したハハに夕飯をまかせ、自転車を飛ばして打ち合わせへ。戻ってきたら、地鶏とあんこうの混ぜこぜ鍋が出来ていた。お隣りさんを招いての団らんのひととき。ソラがネズミのおもちゃに気を取られている間、ハフハフいいながらすっかり平らげた。
今、わたしが仕事部屋にいる向こうでは、ハハとソラが枕を仲良く?半分に分け合い、心地よさげな眠りについている。
かくいうわたしは仕事があれども、雨音を聴きながら満たされた気持ちで言葉を綴っている。
19
Jan |
出会いの宴
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ほんと、人と人との出逢いは不思議でいて素敵だ。例えば、わたしとSさんは記憶を遡ったところで、3年ほど前にとある打ち上げで出会っていたけれど、今ようやくというか知り合った。そう思うと2度目に再会する人と仲良くなるケース=縁を感じること、がやっぱり多い。それに、大学時代のことだけれど、どことなく苦手だった人とも、あるタイミングでいつのまにか自然と打ち解け合っていたときには、若さゆえ?自分でもかなり驚いたっけ。
だからというか、昔ほどわたしは自分の第一印象というものを当てにしなくなったと思う。
出会うべくして、なのか。はたまた偶然か、は、そのうち時が教えてくれるだろうし。そんなわたしはわたしの自我とやらを過剰に意識しなくなってきたということか。まぁ、年々、そのことが日々を過ごすうえでどんなに大切なことか、感じることができるようになってきたと、ちょっぴり思う。
+
Iむが一足早いバースデイケーキを買ってきてくれた。
加えて、それはそれは素敵なプレゼントももらったが、まだ誕生日まで開けないことにしよう。
感謝。
17
Jan |
いつか見た町
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フィガロで永久保存版!ポルトガル特集をやっていたので、久しぶりに雑誌を買った。ポルトガル。
町中を走る黄色いトラムやねっとりと情熱的なファド、エプロン姿のおばあちゃんといった典型的なイメージしか知らないのだけれど、なぜか昔から理由もなく惹かれてしまう国。きっと誰しもそんな特別な場所があったりするのではなかろうか。
わたしの場合、うまく説明はできないけれど、ポルトガルを思うといつもどこか温かく懐かしいような強烈な感覚に陥ってしまう。それは、まるで前世に自分がその場所にいたような、とても不思議な感覚で…。
心ほぐれるマドレデウスの歌声もしっくり、と。
いつか一度は行ってみたい。というよりも住んでみたいな、と思っている。
15
Jan |
春が来た。
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先日、無理矢理な感じでストーブを購入した。
無理矢理、というのはファンヒーターを買ってしまった後、一日違いでこのストーブに巡り会ってしまったから。最初は王道だけれどアラジンの古いタイプのものを、と思っていた。が、古道具屋のSさんにわが家の話などをしているうちに、こっちのストーブがいいのではと薦められ、それならば是非と探してもらったのだ。
ひょうたん型でクリーム色のホーローボディに、こげ茶色のタンク。オレンジ色の灯りが漏れるドットの感じも、うっとりと見とれるほど雰囲気がある。昭和30年代の型で、肝心の替え芯も国内産なので出回っているということ。さっそくネットで探して、来年の分の芯も確保した。
使い勝手よし。アラジンより暖かいらしいものの、点火・消化時にススがやや出ることと、燃費はそう良くはない点が少々…。とはいえやっぱり、実用的な暖かさ+このレトロな面持ちとマイナーな感じもいいなぁ、とすっかり満足したのでありました。いままでほとんど炬燵だけで過ごしてきたのが嘘のよう…。
ほら、ソラも、ストーブの周りで毛づくろいなどをのんびり、と。
14
Jan |
お誕生日、おめでとう。
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この週末は、気さくなお仲間といっしょに温泉に一泊するという。
我が自慢の母上様。
歳を重ねるごとに滲み出る、あなたの凛とした強さと美しさが大好きです。
誕生日、心よりおめでとう。
そして、いつも感謝しています。
ありがとう。
12
Jan |
時として、頑なに生きたりも…
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こういうとき、私は頑なで強い私になる。
ずっと先になって、反省することも多々あるのだけれど後悔は、なし。
そうして、また座右の銘のようなものを心に刻み直す。
大学時代、ゼミで大好きだったフランス人女性のE先生が教えてくれた、忘れられない言葉。
Vivre, c'est choisir.
人生とは選択すること。
些細なことから大事まで、どんなに迷い迷っても最後に自分のことを決めるのは自分だけなのだから。
なんて、ちと大げさか…。
それにしても、大濠公園で食べたホットドックとお隣りさん家のショウガの効いたチャイ、美味しかったなぁ。
10
Jan |
珍味な新年会
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以前、同業者だったJくん繋がりの会である。Jくんはグルメが高じてか、いまや唐津で寿司職人の修行中という身。今夜はわざわざ酒の肴を持参して来てくれた。タコの明太漬け、トビウオの燻製、アンキモ、しめ鯖などなど、普段食べ慣れないものを堪能する。
今日のメンバーは、Jくんとその彼女さん、後輩さん、そして一昨年のリトル・テンポの年末ライヴをきっかけに音楽談議で仲良くなったTくんとそのメール友達Kさん。建築の仕事をするTくんには、この平屋を借りるときにも下見に付き合ってもらったりと大変お世話になった。
ところでTくんのお友達Kさんは、聞いていた通りかなりの旅マニアという感じだった。けれど、台所を行ったり来たりしているうちに話はどんどん先へと進んでゆき、結局は全体像がつかめないままにさよならした…。今度またゆっくりお話したいものです。
09
Jan |
おかえりー
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おかえりー、Tよ。
よくぞ、がんばった!
08
Jan |
着物回
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今日はIむと着物を着て、回へと遊びにゆく日。午前中の仕事を終え、駒屋の甘味を手土産にいざ朝倉街道まで小旅行。私は黄色の小紋柄、Iむはグレーの花模様、お母様にバッチリ着付けていただいた(ありがとうございます!)。
薬院駅で下車し、まずはソネスで腹ごしらえをしてから夕方、回へ。
回とは高宮通りにある喫茶バーで、オープン以来愛用させていただいている私にとって大事な場所。着物にだんだんと興味を持ったのも、オーナーのSさん夫妻が着物好きで不定期に着付け会を開いている影響大だったりする。
そして、それよりもなによりももう3〜4年前になる。務めていた編集事務所を飛び出してフリーになれるだろうか不安を感じていた矢先に、とても思い出に残る励ましをもらったところ。以来、正直ここより素敵なお店はまだまだ現れない。
着物姿で現れると、忙しい合間をぬって夫妻はとても喜んでくれた。和服を着て、大好きな場所で大好きなお酒を飲む。Iむとの会話も弾みに弾む。そういえば、彼女とも着物というふとした縁をきっかけに気心が知れ、いまではすっかり気の合う大切な友人となったのだから不思議なものだ。
というわけで、我らの今後の課題は「ひとりで着付けできるようになること」。いやはや、いつ頃になるだろうねぇ。
07
Jan |
足早に
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夢のようなお正月から現実世界へ戻ってきたら、ちょこまかといろんな出来事がやって来る。
今さっきハッとしたのだけれど、もうすぐ誕生日がやって来るではないか。こうして自分の誕生日さえも瞬く間に過ぎ去っていくのだろうか。
いかんいかん。
今年は厄年とのことで、ハハが縁起担ぎに長いもの=ネックレスを買ってくれるという。大原さん(神社です)でいただいた厄除開運守護のお札も南に向けて飾った。
がんばれ、私。
そういえば、今年のおみくじには
“何かあったときにだけ神様に頼るなかれ”との戒めの言葉があったっけ。
そういうわけで、何事も感謝の気持ちを忘れずに、行こう。
05
Jan |
リズムに乗って
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リズムに乗ってこの順番でしか覚えられない七つの草。
口にする度、なんだか呪文のようだといつも思う。
スーパーの入口付近に目立つよう七草粥のセットが置かれてあったので、思わず手に取った。
5日だけれど、七草粥を食べる。
昆布だしと塩だけの素朴で土くさい味。いける。
七草のなかでわかるのはセリくらいなので調べてみると、スズナはカブ、スズシロはダイコンのことだった。道理で…。
江戸時代から今に伝わるこの風習、思い返せばけっこう毎年実行しているような。
これで今年も豊年?にして、無病息災なり。
03
Jan |
ウトウト、ゴロゴロ
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ソラはあったか絨毯の上、バンザイの姿で仰向けになり、まるでウサギが翔るみたいに伸びきって眠っていた。
ビールを飲んでおせちをつまんで、ゴロ寝して。
ビールを飲んでおせちをつまんで、ゴロ寝して。
合間にソラががめ煮の昆布をさらっていった。
ウトウト、ゴロゴロ、ウトウト、ゴロゴロ。
嗚呼、いつまでもこうしていたい。
02
Jan |
白か黒か
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小さい頃から数え慣れたその神社の階段は、108段。
少々息を切らしつつも雪が残る境内の空気を吸い込むと、とても新鮮な気持ちになった。
お参りをしてお神酒をいただいた後、みくじを引く。
中吉。
“古きものをスパッと捨て去り、新しきことをせよ”というようなお達しだった。
そういえば今朝目覚めて、さっそく初夢はなんだったっけと寝床で暫し考えた。
すると大部分はちっとも憶えていないのに、ここだけ夢から覚めてもまだ生々しい感覚が残っていた。
それはしばらく会っていない女友達から2枚のTシャツを渡されて、どちらにするか思いきり迷っている自分の姿。
白か黒か。さぁどうしよう…そのようなこと。
結局、夢の中では決めきれなかった。
優柔不断の表れか。
はてさて、現実世界で白黒つけなきゃならんことでも出てくるのだろうか。
兎にも角にも、いまのところはすっきり心地である。
01
Jan |
雪と新しい日々
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今年はハハと、ソラがいる。
お煮しめの準備をして、年越しそばを先ほど食べた。
(この年越しそば、年を越して食べると縁起がわるいものらしい。知らなかった)
こうして日記を付けながらの、穏やかで幸せな年越し。
今朝起きたら雪が5センチほど積もっていてびっくりした。
庭に咲き乱れた山茶花に、ずしりと降り積もった白い雪。
何もかも真っさらにしてくれるような、大晦日の雪。
そして、深呼吸。
もうすぐ2005年。
さようなら、今年の私。
新年を迎えた今、
私は、ただただ感謝する。